ユリーノ~モテる男のファッションのコツ~

モテるメンズファッションのコツを理論的に解説します。

トレンドのワイドパンツを勧めない

こんばんは、TJです。

トレンドアイテムのワイドパンツ、皆さんご存じですよね。

昔ながらの上下ルーズでカジュアル生地のストリートスタイルではなく、タックやプリーツにモノトーンの緊張感ある仕上げのものです。

 

実は私はワイドパンツ否定派です。

 

実際に相当数の着こなしを試してみました。確かに、サイジングでのカジュアルダウンは色彩やテイストを無視することができ容易ではあります。

しかし、どうしてもスタイルが悪く見えるのです。足が太く、短く、子供っぽく、格好悪く。


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また、色柄でカジュアルダウンを図るより緩和感が強く、黒いスラックス調のワイドパンツでさえも、白シャツを白黒ボーダーカットソーに変えた以上のインパクトがあります。必然的にそれ以外のアイテムにかなりの緊張感を残すことになり、モードテイストの着こなしに偏ります。

こういった着こなしを好むのであれば構いませんが、同じボトムでカジュアルダウンを図るのであれば、例えば黒スキニーを色落ちスキニーデニムに変えれば十分に用は足します。そして随分と体型もきれいに見せられるでしょう。

 

ワイドパンツに関して、全く同じコーディネートをサイジングだけが違う細身のパンツに変えた場合、約20コーディネート中の19程度は着こなしが成立しました。そして、残念ながらスリムパンツの方が見栄えがいいのです。

私は、私のワードローブにワイドパンツは必ずしも必要なアイテムではないという結論を出しています。

特段筋肉質でも肥満でもない場合、人を美しく見せるのはやはりIラインです。秋冬は厚手衣料が増えるため、ジャストサイズのアイテム選びであっても見た目上は必然的にYラインチックには見えますが、AやOをあえて取り入れる必要性はありません。

もちろんワイドパンツ特有のラインの問題を解決する着こなしとして、ハイウエストでのタックインも可能ですが、メンズで行うには恣意的過ぎ、奇抜過ぎるのです。(これがIラインであればタックインもどことなくクラシックに収まるにも関わらず…)

必然性のある秋冬のYライン(実質的にはIラインの物選びですが)を強調するためにバックパックを背負うことはあれど、必然性のない春夏のAラインOラインは無理に使う必要はないという判断もありではないでしょうか。

 

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これがアイテムの少なくなる夏場であればまた話は違うのかもしれませんが、現時点での私の結論は、ボトムのカジュアルダウンは色柄素材を優先するというものです。

皆さんも、自身の体型やファッションスタイルに応じて、トレンドとの適切な距離感を取ることをお勧めします。

仮にフレンチカジュアルがトレンドで、多くのメンズがスカーフを取り入れたとしても、自分に似合わないのであれば取り入れる必要は全くありません。

メンズの本来スタイル(白黒スーツ)から極端な緩和となっていないか、そのファッションで自信を持ってデートに行くことができるのかを振り返るのです。

色柄を使わずとも、同じボトムの緩和であれば、細身のジョガーパンツやスウェットパンツを足が長く見えるという点において強くお勧めします。