ユリーノ~モテる男のファッションのコツ~

モテるメンズファッションのコツを理論的に解説します。

買って後悔、着こなしにくいアイテム

TJです。

先日のおすすめの逆、サマになりにくかったアイテムを紹介します。

今ならこう着こなせる、なんてものも多いのですが。

 

■ベージュチノパン

 細くも太くもないストレートシルエット。どこかいい子臭さがあり着こなしにくいものです。休日のお父さん風にもなりやすい。

 黒靴を合わせればハイコントラストすぎになり靴が浮き、白靴を合わせれば締まりがなさすぎる。仕方なしに茶色いボリュームのあるローファーを合わせていましたが、サマになりやすいとは言い難いボトムですね。

 今ならロールアップで素肌か靴下を差し、靴と分断します。アンクル丈まで詰めてしまうのもありでしょう。色味のバランス的にトップスが濃色に絞られそうなので進んで購入することはありませんが。

 

■薄色デニム

 これもベージュチノパンと同じくストレートシルエット。私は通常27インチ、XXSを着用するのですが、これは28から29くらいのサイズというのがまた使い勝手が悪い。

 中途半端なサイジングは地獄を見ますね。膨張効果があるのも痛い。ボトムに薄色というのは基本的に着こなしにくいものです。

 唯一白スキニーだけは白靴とも合わせやすく、色彩がないので夏場重宝します。

 

■色落ちスキニーデニム

 もともとはリジッドで非常に使い勝手のよいものでした。が、色落ちが進んでくると話は別。デニムはエイジングやダメージもサマになるなんてのは嘘だと思います。

 当初とは全くの別アイテムとしてスタイリングせねばならず、深く考えずに使いがちなアイテムたと思いますが、緩和感が思ったよりも出やすく、おしゃれ着に見せるのはなかなか難しいものです。

 トップスを黒かネイビーの緊張感のあるアイテムでまとめる必要があります。これなら濃い緑のデニムの方がまだ着こなしやすかったものです。

 

■オレンジのレザースニーカー(薄ソールでかなり大人っぽいもの、リーガルが出すスニーカーのようなイメージ)

 マルイで2、3万だったでしょうか。若かりし日の大失敗、大失態アイテム。マイワーストチョイスと言えば間違いなくこのアイテムです。

 上のベージュチノパンと合わせても締まりがない色味ですし、メンズの王道インディゴボトムと合わせても悪い意味で補色チックになり、黒と合わせれば妙にモードに…。いかついオレンジのハイテクスニーカーならまだ外しに使えそうですが、これはセレクトレベルの失態ですね。

 アクセント系の色味でコーディネート全体でオレンジを散らすことも困難です(子供っぽくなる上に、青みがかった私の肌にはそもそも似合いません)。

 二度と取り入れることはない、好きな色なら何でもいいわけではないことを教えてくれた反面教師です。

 

■薄緑のカジュアル革靴

 フープディドゥというメーカーのもので、見た目はアルフレッドバニスターとかあの手のジャンルです。かかとに芯が入っておらず、ルーズにつっかけにも使えるもので、ウイングチップ系の装飾がついてました。

 が、やっぱり薄色の革靴は着こなしにくいんですよね。今ならもっと色が薄い白ボトムを合わせてメリハリをつけるでしょうか。上のオレンジ靴ほどひどくはないので黒で合わせてもいいのでしょうが、足は短く見えるでしょうね。

 また、メンズって基本的に革小物の色を合わせていきたいと思うんですが、緑のベルトも緑のカバンもないのが気になりました。茶を合わせても黒を合わせても間に合わせで逃げたような感覚がつきまといます。

 同じメーカーで白単靴と黒エナメル短靴も持ってましたが、それは悪くなかったです。特に黒エナメルは全くビジネス感ない黒ですから、合わせやすさは特筆ものですね。ギャル男系デザインなので、今の時流には厳しいと思いますが。

 

■タイトな薄手ライトグレーパーカー

 無印で購入したゆとりのあるサイズのグレーパーカーが良かったので(ダウンベストと合わせていました)、ファッションブランドでよりサイジングをタイトに買い直してみました。

 が、これは残念ながらとても着こなしにくいんです。緩和系アイテムだからせめてサイズはタイトに、と思ったんですが、Iラインにしたところでおしゃれ着にはならないし、Aラインだとパーカーというデザインのせいでルーズに子供っぽくダサくなりすぎる。

 パーカーのためボトムを濃色にしないとキッズライクになりがちなのも痛い。色が黒かネイビーなど収縮系なら下に薄手の白シャツ入れてバランス取るとかもできるんでしょうが、ライトグレーだと白シャツもぼやけ過ぎます。

 想定されてる着方はアウターの下に着ることなんでしょうが、ma-1の下にパーカーとか、キッズライクで個人的に好きな着こなしではありません。ジップアウターにジップパーカーを重ねるのも見栄えがいいとは言い難いので、今買うならサイズアップでネイビーのプルオーバーパーカーですね。

 

パタゴニアトレントシェル

 何にでも合わせやすいはずのマウンテンパーカーで、フードも小顔効果ばっちりの立ち上がりがいいもの。機能性もいいですし、パタゴニアというネームも悪くないです。

 が、、、着にくいのです。

 実はこれ、フードや襟元の裏地が白なのが痛いんです。

 アウトドアアイテムですから、下にシャツを合わせてバランスを取りたいんですが、白シャツと裏地のツルッとした機能性生地の白のニュアンスが合わない。同様に前を閉じて縦のレイヤードで白を入れるのも白同士のニュアンスが合いません。

 ボトムを黒で締めたいところですが、上下黒は重すぎるし、縦のレイヤードで白を差すも上記の通り不向きで分断しにくい、と。

 インディゴスキニーでカジュアルにまとめるか、グレーを合わせるくらいしかなく、あまりおしゃれ着にはなり得ないタイプのアイテムです。専らアウトドア用。

 

■ブラウンのセーター全般 濃くも薄くもないもの

 肌色からして似合わないというのもありますか、とても使い勝手が悪いです。

 ベースアソートアクセントという三色コーディネートの基本があり、631の比率で色あわせをするのですが、もちろんアクセントになる色味ではないし、ベースにするには重みが足りない。必然的にアソートカラーになるのですが、合わせられるベースが黒くらいしかないのです。

 ネイビーベースだと補色チックになり、オリーブカーキベースだとダーティーになりすぎる。

 きれいな色味でもなく、あまりオススメではありません。

 

■茶系革アイテム全般

 小物の色合わせが大変です。黒靴、黒ベルト、黒鞄は合いますが、茶色にはトーンがあります。さらに変色も激しい。

 基本的に小物類は茶系で揃えるより黒か、差別化するでもネイビーか白がおすすめです。

 ヌメ革を育てる、なんて言われるとときめくのも分かりますが、異性受けも悪いです(端的に、汚らしい)。

 茶系の皮革を取り入れるなら黒とバイカラーになっているものを黒小物と合わせるのがおすすめです。黒ベースならペールトーンスタイルの引き締めにも使えますしね。

 

■チープカシオやビーバレルの機械式

 前者はチープとは言っても、箱入りで吊ってるタイプほどの安物ではなく、ロフトやハンズでケースに入ってるくらいのもの(一万円前後くらい)。チープなものでも「デジタル表示ならあえて外しでつけてる感が出るのでは」で購入したもの。

 後者はいわゆる時計マニア向けに過去の名作時計のデイティールを取り入れた中国製のものです。こちらもチープなものでも「マニア向けポイントがあればあえてこだわりでつけてる感が出るのでは」で購入したもの。

 まあ、出ないです(笑)

 外しに向くアイテム、向かないアイテムというものがあって、安い時計はやはり大人には付けにくいものですし、そもそもきちんと緊張と緩和、コントラストが取れていれば外し(違和感のあるアイテム、スタイルから浮くもの)を取り入れない方がずっとスマートです。

 何より何だかんだ自分に言い訳してるあたりがイヤでしたね。オメガのスピマスなんかも、ムーンウォッチであることに本当に意味があるんでしょうか? ただロレックスの半値以下の無難なブランド品の定番に逃げ出しただけでは?

 

■グッチのクオーツ

 若気の至りですね。

 小物類やバッグ、靴やスマホケースなんかも黒のGG柄で揃えていたのでその一貫で購入しました。

 ブランドショップで定価購入しましたが、並行で1/4で販売されていたりと気分が悪いし、ネームしか見てないと思われるあたりも嫌でした。まあ実際ネームしか見てなかったのかもしれませんが。

 黒の無難な盤面にSSで何にでも合いそうで長く使えそう、と思ったあたりがナンセンスですね。同じ系統のものでいうとDiorのシフルルージュなんかも欲しかったですし、もっとプアーな学生時代はポールスミスの時計なんかも持ってました。

 ネットで叩かれるほどファッションブランドの時計が悪いものだとは思いませんが、やはり時計もスタイルに合わせて変えるべきです。

 少しずつ経済力もついてきて、その気になれば家でも車でも今すぐに購入できるので、殊更ブランドのロゴを見せる必要も感じません。残っているものは使いますが。

 

セイコー逆輸入機械式

 グッチクオーツの失敗で逆に振れたと言いますか、ボーイやモンスターなんかを見るようになってしまったんですよね。

 が、これはこれで問題があると思います。

 残念ながら国産時計はモテません。グランドセイコーだろうと、ユニクロにしか思われないんですよね。

 モノとしても疑似三連ブレスだったりして、実は上のグッチのクオーツのほうがガワはまともじゃん、とも思います。

 

■ブルガリブルガリカーボンゴールド機械式

 グッチの流れに近いでしょうか? 全然エタポンに抵抗感はないのですが、着用が気恥ずかしいものでした。

 今考えると黒一色でキメ感が強かったんでしょうね。

 普通にスーツに合わせるにはホストっぽい下品な印象のあるブランドですし、かといってカジュアルに合わせるには緊張感がありすぎる、と。

 今なら気負わずにフレンチカジュアルに合わせられるかな、と思います。

 

■薄色デニムセットアップ

 色落ちスキニーが合わせにくい、と思うような人間が買うものではありません(笑)

 セットアップにしたところでカジュアルなものはカジュアルです。

 リュックで視線を誘導して黒ハットでまとめて、くらいしか着こなしようがありませんね。