似合う差し色は寒色か暖色か、代用色はネイビーかベージュか
今までのおさらいです。キメ感を緩和するために、本来のメンズスタイル(白黒スーツ)を何らかの形で代用し、ヌケ感を図るのがコーディネートです。
色で代用をはかる場合、メンズでは黒がネイビーでよく代用され同じ寒色系の差し色が似合い、レディースでは白がベージュでよく代用され同じ暖色系の差し色が合う。
メンズは朗らかさよりもシャープさが重視されるので、寒色系が多用されるのは理解ができます。
が、それが必ずしも似合う着こなしだとは限りません。
要は、色でカジュアルダウンを図る場合、本来色である白黒のいずれかを代用すればいいのですから、別にメンズが白をベージュで代用し、暖色系の柔らかいコーディネートをしても何ら問題はありません。
寒色系、暖色系、どちらで緩和を図るべきかは、パーソナルカラーによります。
パーソナルカラーとは、人間を肌や瞳の色で四季に分け似合う色味を探すものですが、何も四つに分ける必要はありません。
青みがかった肌なのか、黄みがかった肌なのかさえ分かればそれで十分です。
前者の場合は黒をネイビーに置き換え(白をサックスブルーも可)寒色系コーディネートを図り、後者の場合は白をベージュに置き換え黒をダークブラウンで代用も可)暖色系コーディネートを心がける。
アイテムレベルの構築をしていると忘れがちですが、コーディネートとは、いかに本来のメンズスタイル(白黒スーツ)からカジュアルダウンを図るかだけのもの。
寒色、暖色に優劣も差異もありません。