ユリーノ~モテる男のファッションのコツ~

モテるメンズファッションのコツを理論的に解説します。

レイヤード? ああ、しない方が大人っぽいですよ

おはようございます、TJです。

本ブログも少しずつアクセスが増えてきて嬉しい限りです。

おしゃれをしていて思うことがあります。

先日のワイドパンツを勧めない記事にも通じるのですが、実はおしゃれすぎる格好というのはダサいということです。

メンズではスカーフをつけることが困難なように、恣意的であること、装飾性が強いことが嫌われます。コレクションの服を街中で着ることもおかしいでしょう。

これは何も奇抜だ、とか、着こなしにくい、キメ感がありすぎる、ということではないんです。格好良すぎて近寄りがたいのニュアンスではなく、単純に、ただただダサくてモテません。

一番ありがちなミスは、おしゃれをやり過ぎて垢抜けなくなることです。

 

コントラストのつけ過ぎによるまとまりのなさ、アイポイントの作りすぎによる散逸感、それらが醸し出す、とっちらかった、子供っぽい印象。

身も蓋もない結論ですが、一番モテるのはノータイのビジネスカジュアルなのですから、もう少し着こなしを楽しむにしても余裕がほしいのです。

 

緊張感のある黒のチェスターコートに、グレーのパーカーを合わせます。インナーはVネックのニットに、モックネックのカットソーを合わせます。足元はワイドパンツをロールアップして、白靴下を差し、革靴で締める。モノトーンでまとめたから、コートの下には差し色で流行のサコッシュなんかも入れてみましょうか。そうそう、ジェットキャップなんかを取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

..これ、格好いいですか?

断言しますが、残念ながら、99パーセントIラインと足長効果だけを意識した白シャツ黒スキニー黒ブーツよりモテませんよ。

過ぎたるは及ばざるに劣るのです。

 

もちろんここまで極端な話でなくとも同じです。

例えばマウンテンパーカー、緩和感が強いアイテムだから前を開けてシャツを合わせたりすることってあると思うんです。でも実は、ごちゃごちゃさせず前を閉じて一枚で着たほうがずっと大人っぽくスマートです。きちんとボトムとシューズでコントラストを付けられれば、無駄に何かを足す必要はありません。もちろん前閉じでアイポイントが足りないから帽子を足すなんてのもナンセンスです。

ノーカラーアウターやチェスターなど、胸元首元が寂しいからパーカーを下に、なんて着こなしもとてもキッズライクです。

はたまた縦のレイヤードで上下黒黒に白タンクトップを差すような着こなし、これも実はだめなんじゃないかと個人的には思っています。そもそも上下黒黒にせず白黒にすればいい話ですし、間に白いロング丈を指すことで確実に足も短く恣意的に見えますから(あるいは全く気付かれず、ただだらしないと思われるか?)。何年も前に流行って陳腐化したフェイクレイヤードのカットソーを思わせる着こなしですしね。

 

シンプルにこだわるあまりファッションがつまらなくなっては本末転倒ですが、迷ったらシンプルに、あえてレイヤードをしない、を選べるとぐっとあなたの着こなしが洗練されるはずです。

ミニマリストになること、シンプルな定番アイテムでワードローブを構築すること、私服の制服化をすること、そんなのはつまらないですが、かといってアパレルの販促活動に付き合う必要もありません。

大切なのは、中庸であること。

 もてる着こなしのコツって、無駄なアイテムは足さずシンプルに、なんて言いますが、これは装飾小物だけを揶揄しているのではなく、きっとレイヤードにも当てはまる話です。