ユリーノ~モテる男のファッションのコツ~

モテるメンズファッションのコツを理論的に解説します。

上から黒をかぶれ! ぼかすグレーも悪くない

情報量ネタその2です。

 

これは非常に強引な解決策だと思うのですが、あっちもこっちもアイポイントだらけ、まとまりがなくなってしまった場合、上から黒をかぶるのもある程度効果的だと感じます。

 

実際に直面したのはアウトドアシーンです。

街着であれば他にいくらでも選択肢があるのでそこまでごちゃごちゃすることは考えにくいですが、例えば登山をする場合。

多くのアウトドアアイテムは機能性を優先しているためコーディネートは二の次にされています。緊急時の見つけやすさから蛍光色が多用される事情もあるでしょう。

本気で山を登るのに、ファッションブランドが出すような街着の何ちゃってシェルは着ていられません。

かといってアークテリクスのような「山着ながら高額さゆえにブランド品として一定の認知を得られているもの」を街着にも着られる高機能アウターとして暗色ばかり揃えていくのも、コストがかかりすぎるし粋ではありません。TPOを考えれば、やはり山に登るのであればある程度は蛍光色を多用し、汚れても惜しくないアイテム選びをする必要があるのです。

 

全身に蛍光色が散りばめられた目がちかちかとするコーディネートであったとしても、上から黒の羽織りものをしてしまえば、ある程度は落ち着いてみえます。

もちろん考え抜かれた街着のコーディネートに及ぶものではありませんが、上から何かを羽織ることで、アイテムが1つ増えて情報量としては増えているにも関わらず、不思議といくらかはマシに見えるものです。

これは羽織りものによって単純に蛍光色の面積が減っていることもあるでしょうが、私は同時に「情報量の飽和」が起きているのではないかと考えています。

例えば全身蛍光の原宿の着こなし。アイポイントだらけであるがゆえに、情報量が飽和し、結果的にどこにも目線のやり場がなくなりまとまって見えるのではないでしょうか。

 

上から羽織るものに関しては黒のそれも大人っぽく多くのものに馴染むテイストのものが一番無難(具体的には黒いカーディガンなど)ではありますが、灰色もおすすめです。

黒の場合、無彩色なので全ての色彩と調和しますが、最も暗色であるために、ビビッドカラーと混ぜた場合に明暗の差がコントラストとなってしまう場合があります。

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そういった場合は無彩色でありながら、明色でも暗色でもないグレーを使用することで、「コントラストをつけている」という無用な情報量を付加することなく処理できます。

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ごちゃごちゃしたときは、いくらかマシになるのでお試しあれ。